散歩
子犬の散歩はいつから?ワクチンと社会化期、それまでにやること
子犬の散歩は、早すぎても遅すぎてもいけません。
ワクチンが終わる前に地面を歩かせると、感染症のリスクがあります。かといって、生後3〜4か月を過ぎると、いろいろなものに慣れやすい「社会化期」が閉じてしまいます。
だから、デビューまでの数週間の過ごし方が大事です。
- ワクチン期間中 — 抱っこ散歩で、外の音や景色に慣らす。
- 家の中 — 首輪・ハーネス・リードに慣らし、名前を呼ぶ練習。
- ワクチンが終わって1〜2週間ほど経ってから — 地面の散歩デビュー(時期は動物病院に確認)。
散歩デビューは「ワクチンが終わってしばらく経ってから」
子犬の混合ワクチンは、多くの動物病院で、生後6〜8週ごろに1回目、その後2〜4週間の間隔をあけて数回打ちます。世界小動物獣医師会(WSAVA)のガイドラインでは、最後の1回を生後16週齢(およそ4か月)以降に打つことがすすめられています。オダガワ動物病院(WSAVA準拠) 母犬から受け継いだ免疫がこのころまでに減っていき、それより早く打ってもワクチンが効きにくいことがあるためです。何回打つか、いつ打つかは、その子の状況に合わせて動物病院が決めます。指示されたスケジュールに従ってください。
地面を歩く散歩を始めてよい時期は、獣医師によって考え方に幅があります。一般には、最後の接種のあと1〜2週間ほど、免疫がしっかりつく時間をおいてから、というのが目安です。獣医師監修のワンクォールの記事でも、ワクチンプログラムが終わってからとされています。ワンクォール(カインズ) 具体的な時期は、かかりつけの動物病院に確認してください。最後の接種のあと2〜3日は、体調の変化がないか様子を見ます。
なお、狂犬病予防注射は生後91日以降に受け、お住まいの自治体で登録の手続きが必要です。時期や回数は動物病院と自治体の案内に従ってください。
デビュー前が勝負:社会化期
生後3〜4か月ごろまでの「社会化期」は、犬がいろいろな刺激を「なんともないこと」として受け入れやすい時期です。ここで経験が足りないと、あとから音や人、他の犬に対して臆病になりやすくなります。
ワクチンが終わる前でも、地面を歩かせず、他の犬と直接触れ合わせなければ、外に出られます。
- 抱っこやキャリーで、車の音、人混み、自転車、雨の日の傘などを遠くから見せる。
- 衛生管理された動物病院のパピークラスに参加する。
- 家に来客を招いて、いろいろな人に慣らす。
家でできる練習
首輪・ハーネス・リードに慣らす
いきなり着けると嫌がります。まず、おやつを与えながら見せて、「いいもの」という印象をつけます。慣れたら着けて、部屋の中を一緒に歩き、ついてきたら褒めます。
名前を呼んで注目させる
名前を呼んで、こちらを見たらおやつ。散歩中に危険を避けるときの土台になります。
短く、何度も
この時期の子犬の集中力は5分ほどです。1回2〜3分の楽しい練習を、1日に何度か。長くやると嫌になります。
デビュー当日と最初の数回
最初は5〜10分から。距離を歩くことより、「外は怖くない」と感じてもらうのが目的です。
歩かなくなったり、固まってしまったら、リードを引っ張らないでください。 かえって踏ん張らせてしまい、逆効果です。おやつやおもちゃで呼び寄せて、その場から移動します。抱っこで少し進んで、落ち着いてから下ろすのもありです。引っ張る・歩かないが続くときの向き合い方は、犬が散歩で引っ張る・立ち止まるにまとめています。
特定のもの(車、マンホール、他の犬など)を怖がったら、間を空けずに何度か会わせると、慣れていくことが多いです。
拾い食いに注意
焦らず、でも社会化期は逃さない
地面の散歩は、動物病院のスケジュールが終わってから。それまでの時間は、抱っこ散歩と家での練習にあてます。この数週間の過ごし方で、外を怖がらない犬になるかどうかが変わります。散歩に慣れてきたら、天気の悪い日の判断は雨の日の犬の散歩を参考にしてください。