散歩

雨の日、犬の散歩は行くべき?判断の決め手と帰宅後のケア

公開 2026年8月28日

「雨の日、犬の散歩は行くべきか」を調べると、たいてい「犬によります」と書いてあります。間違ってはいないのですが、これでは今日どうするかを決められません。

判断の決め手は、だいたい3つに絞れます。

  • トイレの習慣 — 外でしか排泄しない犬か、室内でもできる犬か
  • 犬のコンディション — 年齢、持病、その日の様子
  • 雨と気温の程度 — 小雨か土砂降りか、寒い日かどうか

この3つを順に見ていけば、「行く/短めに行く/今日はやめる」が決まります。

まず「外でしか排泄しない犬」か

いちばん優先度が高いのが、トイレの習慣です。

外でしか排泄しない犬は、雨でも散歩に行く必要があります。 排泄をがまんさせ続けると、膀胱炎などの原因になります。行く場合も、いつもより短く、排泄が済んだら切り上げてかまいません。

室内でもトイレができる犬なら、雨の日に無理をして行く必要はありません。 ピースワンコ・ジャパンの記事でも、この場合は健康上の問題が少ないとして、無理に出かけなくてよいとされています。運動とストレス発散は、あとで説明する室内の遊びで代わりになります。

犬のコンディションを見る

行けるかどうかは、その日の犬の状態でも変わります。

  • 子犬とシニア犬 — 獣医師監修のワンクォールの記事では、成犬より免疫の働きが弱く、体を冷やすと体調を崩すリスクがあるとされています。ワンクォール(カインズ) 行くとしても短時間にとどめ、寒い日は見送る判断もありです。そもそも子犬がいつから散歩できるかは、子犬の散歩はいつから?にまとめています。
  • 持病がある、皮膚が弱い、シャンプーの直後 — 濡れて冷えることが負担になりやすいので、見送り寄りで考えます。
  • 犬自身が玄関で引き返そうとする — 雨音や濡れる感覚を嫌がっているサインです。無理強いはしません。

迷うときは、かかりつけの動物病院で、その犬の体質に合わせて聞いておくと確実です。

雨と気温で線を引く

同じ「雨」でも、小雨と土砂降りではまったく違います。

短くても行きたい日

  • 小雨、または降ったりやんだり
  • 風が弱い
  • 気温が下がりすぎていない
  • 外でしか排泄しない犬
  • 若くて運動量の多い犬(気分転換に短時間だけでも)

今日は見送ってよい日

  • 大雨、雷、強風
  • 気温が低く、濡れると冷えが体にこたえる日
  • 子犬・シニア・持病があって、室内トイレができる犬
  • 犬が明らかに行きたがらない

雷や強風の日は、濡れること以上に、音や飛んでくる物が犬のストレスと危険になります。この日は迷わず室内で過ごします。

行くと決めたら

装備と歩き方で、濡れと汚れはかなり減らせます。

レインコートが基本です。背中とお腹が濡れなければ、帰宅後のケアが楽になり、体も冷えにくくなります。嫌がる犬もいますが、室内で着せて、おやつを一つ、すぐ脱がせる、というのを数日くり返すと受け入れることが多いです。

犬用のレインブーツは、多くの犬が歩きにくがって嫌がります。無理に履かせるより、帰ってから足を洗うほうが現実的です。

そのほか、歩く時間は短めに。橋の下や木の多い公園など、少しでも濡れにくいルートを選びます。暗くて視界が悪いときは、リードや首輪に反射材を付け、ライトを持ちます。

帰ってきたら、すぐ拭いて乾かす

濡れたまま放置すると、体温が下がって胃腸の調子を崩したり、雑菌がふえて皮膚炎やにおいの原因になります。ワンクォール(カインズ) 玄関で止めて、その場で拭き始めるのがいちばんです。

  1. 乾いた大きめのタオルで全身 汚れの少ないところから順に、背中、お腹、しっぽ、耳のまわりの水気を取ります。
  2. 固く絞った温かいタオルで、汚れやすい所 口のまわり、耳、お腹、足の裏と指の間。泥を拭き取ります。
  3. ドライヤーでお腹と足裏を根元から 表面だけでなく、毛の根元まで乾かします。熱くなりすぎないよう、少し離して動かしながら。
  4. 泥がひどければシャワー 足先だけでも洗い流して、また乾かします。

乾かしたあと、足をしきりに舐めるようなら、肉球に傷や赤みがないか見てください。

行かない日の埋め方

散歩を1日抜くこと自体は問題ありません。ただ、何日も運動なしが続くと、獣医師監修の記事では、些細なことで吠える、トイレ以外で排泄する、誤飲・誤食、胃腸の不調といった形で出てくるとされています。ワンクォール(カインズ)

室内でも、体と頭はしっかり使えます。

  • ノーズワーク・宝探し — おやつを部屋に隠して探させます。嗅覚を使うと、短時間でよく疲れます。
  • 引っ張りっこ — 全身の筋肉を使うので、狭い場所でも運動量を稼げます。
  • 取ってこい — 廊下や階段が使えるなら、往復させるだけでも運動になります。
  • 階段の上り下りや、ブラッシングしながらのスキンシップも、犬が落ち着きます。

雨が続くときは、数日に一度は雨具を着せて、短い散歩をはさむと切り替えになります。

3つの条件で決める

最後にもう一度。今日どうするかは、この順で見れば決まります。

  1. 外でしか排泄しないなら、短くても行く。 室内でできるなら、無理はしない。
  2. 子犬・シニア・持病があって、寒い日や大雨なら、見送る。
  3. 小雨で風がなければ、レインコートを着せて短めに。 雷・強風・土砂降りは室内で。

行かない日は、ノーズワークや引っ張りっこで体と頭を使わせておけば十分です。

参考にした情報

健康・換毛期・製品仕様など重要な事実は、本文中の「出典:」リンクからも確認できます。