抜け毛・掃除

服につく犬の毛対策|洗濯前後の工夫と出かける前のひと手間

公開 2026年8月28日

洗濯機に入れれば毛は落ちる、と思って回すと、乾いた服を広げたときに、前より広い範囲に毛が付いていることがあります。

犬の毛は細くて軽く、水の中でほどけて漂います。それが洗濯槽の中で、他の服にまんべんなく移ります。洗濯は毛を「減らす」工程で、「ゼロにする」工程ではない。そう考えておくと、どこで手を打てばいいかが見えてきます。

洗濯で毛が取れない・むしろ移る理由

しろふわ便の解説では、原因が3つ挙げられています。ひとつは、犬の毛が細く、服やタオルの繊維のすき間に入り込むこと。もうひとつは、冬や乾燥した時期に静電気が加わって、繊維に張りつくこと。そして、洗濯槽の中で一度浮いた毛が、別の衣類に付き直すことです。

つまり、毛が付いた服をそのまま洗濯機に入れると、その毛を家じゅうの服に配って回るようなものです。

洗う前に、毛を減らしておく

洗う前のひと手間が、いちばん効きます。乾いた状態で、できるだけ毛を取ってから洗濯機に入れます。

  • 粘着ローラーかエチケットブラシで表面の毛を取る。
  • 乾いたタオルで軽く叩くと、繊維に浅く入った毛が浮きます。
  • 衣類乾燥機がある場合は、送風(エアウォッシュ)機能を10分ほどかけると、毛がフィルターに集まります。

ここで取れるだけ取っておくと、洗濯機の中で他の服に移る量が大きく減ります。短毛が生地に刺さっているときは、盲導犬総合支援センターのコラムにあるように、粘着ローラーでは取りきれないこともあります。その場合はエチケットブラシで起こすようにかけます。

洗濯機での工夫

  • 水量は多めに設定する。服どうしがこすれる回数が減り、毛が再付着しにくくなります。詰め込みすぎも避けます。
  • 毛が目立つ服は分けて洗う。多頭飼いや大型犬の家庭ほど、分けたほうが結果がよくなります。
  • すすぎを1回増やすと、浮いた毛が流れ出やすくなります。
  • 洗濯槽や糸くずフィルターの毛はこまめに取る。盲導犬総合支援センターのコラムでは、毛が大量に残ると洗濯機が故障することがあると注意されています。

柔軟剤は「誰の服か」で分ける

自分や家族の衣類には、静電気を抑えるタイプの柔軟剤が役に立ちます。繊維の表面が滑らかになり、毛が付きにくく、洗濯中にも落ちやすくなります。

一方で、犬が着る服や、犬が使うタオルには、柔軟剤や洗剤を控えめにするほうが無難です。盲導犬総合支援センターのコラムでは、皮膚が敏感な犬やアレルギーのある犬に配慮して、柔軟剤の使用を避けたほうがよいとされています。人の衣類と犬の衣類で、分けて考えてください。

乾かし方

乾燥機があるなら、洗濯後にかけると毛が熱と回転で浮き上がり、フィルターに集まります。使ったあとはフィルターの毛を取り除いておきます。

部屋干しの場合は、毛が舞いやすい部屋を避けて干します。盲導犬総合支援センターのコラムでも、よく日に当てて乾かすことがすすめられています。乾いたら、着る前にもう一度、粘着ローラーかブラシをかけると仕上がりが変わります。

出かける前と、日常の予防

  • 玄関にエチケットブラシを置く。黒っぽい服は、着てすぐではなく、出かける直前にかけると効果が続きます。
  • 静電気対策。乾燥する季節は毛が付きやすくなります。静電気防止スプレーを服にかけておくと、毛が寄ってきにくくなります。
  • 着ない服はすぐしまう。出しっぱなしにせず、クローゼットや引き出しに入れておくだけで、付着量が減ります。

毛の量自体を減らすと楽になる

洗濯の工夫でしのげる量には限りがあります。抜け毛が多いと感じるなら、ブラッシングで落ちる前に回収するほうが早いです。手順は犬の抜け毛掃除の基本にあります。使う道具に迷うときは、コロコロ以外で犬の毛を取る方法も見てみてください。

まず、洗う前のブラシから

変えることが多く見えますが、効果が大きいのは最初のひとつだけです。乾いた服に、洗う前にエチケットブラシをかける。ここを外さなければ、洗い上がりはかなり違います。柔軟剤の使い分け(人の服には静電気を抑えるタイプ、犬の服には控えめに)は、余裕が出てきたら意識すれば十分です。

参考にした情報

健康・換毛期・製品仕様など重要な事実は、本文中の「出典:」リンクからも確認できます。