抜け毛・掃除
犬を車に乗せるときの毛・汚れ対策|乗せる前の一枚が効く
車のシートの犬の毛は、ついてから取るより、つく前に防ぐほうが、はっきり楽です。車内は狭く、シートの縫い目やレールの下に手が入りません。そのうえ、毛は時間が経つと繊維に食い込み、皮脂やにおいと一緒に定着します。
やることは大きく2つ。乗せる前に一枚かぶせること。それでも付いた分を、家の布と同じ要領で取ること。順に説明します。
いちばん効くのは「乗せる前」の一枚
犬を乗せる席に、着脱できるシートカバーか、大きめのブランケットを敷きます。毛はそこに集まるので、シート本体に絡む前に回収できます。
- 乗るたびに敷いて、帰宅後は屋外で叩いて毛を落とす。ときどき洗濯すると、毛だけでなく皮脂汚れやにおいも取れます。
- ペット用のカーシートには、撥水加工や丸洗いできるものが多くあります。AUTO MESSE WEB の記事でも、毛の付着に加えて、汚れ、引っかき傷、よだれを防げるとされています。
- クレートやキャリーに入れて乗せるなら、掃除はその中だけで完結します。
- 足元にも1枚。フロアマットの上に、洗える薄手のマットを重ねておくと、マットの毛は最小限で済みます。
ついてしまった毛の取り方
基本は、家のソファやカーペットと同じです。
- 霧吹きでシートの表面を軽く湿らせる。静電気が抑えられ、毛が舞いにくくなります。濡らしすぎないこと。
- ゴム手袋かラバーブラシで、一方向になでて毛を帯状に集める。
- 集まった毛を手で取る。
- 仕上げに掃除機で吸う。
道具ごとの向き不向きはソファについた犬の毛を取る方法、繊維の奥の毛はカーペットについた犬の毛を取る方法が参考になります。車内清掃店のキレイカーの解説にあるとおり、掃除機だけでは、シートの繊維に絡み込んだ毛は取りきれません。
車で特に毛が溜まるのは、次の場所です。掃除機のすき間ノズルと、細かい所はピンセットを使います。
- シートの縫い目、パイピングの溝
- シートを前後にスライドさせるレールの下
- ヘッドレストの根元、背もたれと座面の境目
- ドアポケット、フロアマットの縁
フロアマットは、外して屋外で叩くのがいちばん早いです。凹凸のあるスポンジ型の毛取りも、マットの毛には向きます。
革・合皮シートは表面だけ
革や合皮のシートは、毛が表面に乗っているだけです。乾いたやわらかい布か、ゴム製のワイパーでなでれば取れます。粘着テープやガムテープは、表面を傷めたり跡が残ったりするので使いません。詳しくはソファについた犬の毛を取る方法の革の項と同じ考え方です。
早めにやる理由
毛は、放っておくほどシートの繊維に食い込んで取れにくくなります。においや皮脂も一緒に残ります。キレイカーの解説では、ペットの毛が付いた中古車は、査定で4万円以上のマイナスになることがあるとされています。手放す予定がなくても、こまめに取っておくほうが、あとの手間が少なくて済みます。
抜け毛そのものを減らすと、車内に持ち込む量も減ります。乗せる前に軽くブラッシングしておくだけでも違います。考え方は犬の抜け毛掃除の基本にまとめています。掃除機の前に使う道具はコロコロ以外で犬の毛を取る方法を見てください。
この記事で扱っていないこと
この記事は、毛と汚れの対策だけを扱っています。走行中の固定など安全な乗せ方は犬を車に乗せるときの安全、暑い時期の車内と置き去りの危険は犬の夏の暑さ対策、車で酔ってしまう場合は犬の車酔い対策にまとめています。
まず一枚敷くことから
着脱できるカバーかブランケットを1枚、犬の席に敷く。まずこれだけで、シートに直接付く毛が大きく減ります。取り方をあれこれ試すのは、そのあとで十分です。