旅行・お出かけ
犬連れ旅行の準備|予約前の確認・持ち物・移動の注意
犬と泊まる宿で、いちばん困るのが「ワクチンの証明書を持ってこなかった」です。持ち物リストの先頭に書くべきは、フードでも水でもなく、これです。
犬連れ旅行の準備は、やることが多く見えますが、時間で分けると整理できます。
- 予約する前 — その宿がその犬を受け入れるか、確認する。
- 前日まで — 持ち物をそろえる。証明書はコピーも用意。
- 当日の朝 — トイレと軽い運動を済ませ、体調を見る。
予約する前に確認すること
「犬と泊まれる宿」でも、条件は施設ごとにかなり違います。予約前に、宿のサイトで次を確認します。
- 犬の受け入れ条件 — 犬種や体重の制限、頭数の上限、大型犬が泊まれるか。
- 同伴できる場所 — 客室だけか、食事処やドッグランにも一緒に入れるか。
- 必要な証明 — 狂犬病予防注射済票と混合ワクチン接種証明書は、多くの施設で提示を求められます。施設によっては、フィラリアやノミ・ダニの予防まで含めた「犬の5大予防」の証明が要ることもあります。原本かコピーかも確認しておきます。
- キャンセル規定 — 犬の体調で行けなくなることもあります。いつまで無料でキャンセルできるかを見ておきます。
その犬、旅行に向いている?
行く前に、その犬の状態を落ち着いて考えます。
- 子犬 — ドッグトレーナー監修の記事では、旅行に連れて行くのは生後半年以降が目安とされています。マイホームマガジン 体ができあがっておらず、不調のサインにも気づきにくいためです。
- シニア犬・持病のある犬 — まずかかりつけの動物病院に相談します。旅慣れている犬なら年齢が上がっても行けますし、長く歩けなくてもカートやスリングで移動を補えます。
- 場所見知りが強い、環境が変わると下痢をしやすい犬 — いきなり泊まらず、日帰りで様子を見てから決めます。
いきなり泊まらない
初めての宿泊旅行を1泊2日でスタートすると、犬も飼い主も疲れて、次に行きたくなくなります。段階を踏みます。
- いつもと違う散歩コース 近場で、歩いたことのない道を歩きます。
- ドッグランやドッグカフェ ほかの犬や人がいる場所で、落ち着いて過ごせるか見ます。
- 日帰りのドライブ 車で少し遠くへ。移動と現地での様子を確認します。
- 近場で1泊 車で1〜2時間の宿から。うまくいったら、次から距離と泊数を延ばします。
どの段階でも、クレートやキャリーの中で落ち着いていられることが前提になります。宿の部屋でも移動中でも、犬の居場所はこの中です。
持ち物は2つに分けて考える
数が多いので、「絶対に忘れないもの」と「あると助かるもの」で分けます。
あると助かるもの — クレートやキャリー、いつも使っている毛布、粘着ローラーと消臭スプレー、マナーベルトやマナーパンツ、カフェマット、大きめのタオル、暑い時期は保冷剤、屋外なら犬用の虫よけ。宿によってはマナーパンツが必須なので、これも予約時に確認しておきます。
移動手段の注意
車
犬連れ旅行の多くは車です。高速道路のサービスエリアには、ドッグランを併設したところがあり、休憩に使えます。車で酔いやすい犬は、犬の車酔い対策を先に読んでおいてください。シートの毛や泥は犬を車に乗せるときの毛・汚れ対策にまとめています。
電車・新幹線
犬がキャリーに収まる大きさで、長い時間おとなしくしていられることが条件です。持ち込めるキャリーの大きさや料金は鉄道会社ごとに決まっているので、事前に各社の案内を確認します。
飛行機
多くの航空会社で、犬は貨物室に預ける形になります。貨物室は客室ほど温度が安定せず、音も大きいため、犬には負担が大きいとされています。とくに夏場や、鼻の短い犬種、持病のある犬では慎重に判断してください。
宿での過ごし方
慣れない部屋で吠えたり粗相したりしないよう、いつもの毛布とトイレシートを持ち込んで、犬の居場所を作ります。食事処に一緒に入るときはマナーベルトを付け、抜け毛は粘着ローラーでこまめに取ります。共用スペースでは、他の利用者や犬との距離をとります。
最初の1回は、近くで短く
初めての犬連れ旅行は、遠くの人気スポットに1泊、ではなく、車で1〜2時間の宿に1泊、くらいがちょうどいいです。そこで犬が落ち着いて過ごせたら、次から少しずつ距離と日数を延ばしていけば、旅行を楽しめる犬になっていきます。